- 専門式場やゲストハウスって何が違うの?
- 子どもと一緒に楽しむ結婚式を挙げるにはどのタイプがいいの?
- 子育てで時間がないから効率よく式場を探したい!
子どもをもつ新郎新婦は、式場タイプを選ぶ際に考えるべきポイントが増えます。式場の雰囲気だけで選んでしまうと、打合せ中や当日にパパママに思わぬ負担がかかるかもしれません。
この記事では、4つの式場タイプの特徴をパパママ目線で解説します。
違いを知れば、ご家族に合った式場選びができるようになります。子育てやお仕事で、式場探しに時間が取れない新郎新婦も、この記事を読めば効率よく情報収集ができるようになります。
式場タイプの特徴を理解して、パパママや子どもに負担の少ない式場を選びましょう♡
★この記事を書いた人
元ウエディングプランナーのみんと申します。歴7年、約500組の新郎新婦様を担当した経験があります!現在1児のママです
式場タイプは4つ
式場タイプは大きく分けると4つあります。
それぞれ特徴を見てみましょう。
専門式場
結婚式を専門的におこなうため造られた施設。結婚式のためのアイテムや設備が充実していることが特徴。
ゲストハウス
一軒家を貸し切りにする式場タイプ。プライベート感あふれる自由度の高さが特徴。
ホテル
宿泊施設も兼ね備えた利便性の高い式場タイプ。格式が高く、スタッフのサービス水準の高さが特徴。
レストラン
普段レストランとして営業しているお店を結婚式で使用する。お料理も美味しく、ゲストと新郎新婦の距離が近いのが特徴。
パパママ婚の判断基準は4つ
パパママ婚の場合、上記の特徴の他にも考えるべきポイントがあります。
それがこちら↓
- 子どもの安全
- 打合せ中の負担
- 当日の過ごしやすさ
- 家族の個性の表現
子どもの安全
パパママ婚を成功させるためには【子どもの安全】が必須です。
快適で清潔なおむつ替えスペースや授乳室などの設備が整っていることはパパママ婚の新郎新婦にとって重要です。これは、どの式場タイプでも整っていますのでさほど差はありません。
違いがあるとすれば、人の出入りの多さです。ホテルは宿泊のお客様もいることから、スタッフや来客数が多いです。また専門式場も、披露宴会場ごとにほぼ同時刻で何組も結婚式をおこなうので、たくさんの列席者が出入りします。
人の出入りが多いと何か影響が出るの?
人の出入りの多さによって、いつもと違う環境に驚き、不安を感じるお子さまもいます。もし、「場所見知り」や「人の多いところが苦手」なお子さまであれば、貸し切りでアットホームな雰囲気が出せるゲストハウスやレストランのようなカジュアルな式場タイプが良いでしょう。
もうひとつの違いはキッズスペースの有無です。
どのタイプでも、列席者とサービススタッフで大人が多く行き交う結婚式。そんな中キッズスペースがあると、子ども専用の空間で安心して遊ぶことができます。
常設でなくても、持ち込んだジョイントマットなどを使って設けることができるか、という点を判断基準にすると、スペースが小さいレストランでは確保が難しいことが多いです。
【充実した設備】【人の出入りの少なさ】【キッズスペースの確保】という点から、安全面ではゲストハウスが◎
打合せ中の負担
1回の打合わせは約2時間~3時間です。
その間、集中してプランナーとの話ができる環境が重要です。
パパママ婚の場合、どうしてもお子さまに気を取られがち。もし周りに他の新郎新婦が打合せをしていれば、迷惑にならないかヒヤヒヤしてしまいます。
おすすめなのは、個室で打合せをおこなうこと。これが可能な式場では、パパママの負担がかなり減ります。話にも集中できて、打合せ時間の短縮もでき、結果的に子どもへの負担も減ります。
もしくは、子どもが遊んでいられるキッズスペースや託児所が設けられているかで判断しましょう。
普段子どもを連れて友達と外食にいくときも、できれば個室や半個室のあるお店を選びたいですよね!
この点は、タイプというより式場によって異なるため、タイプ別では判断が難しいです。ただ、レストランでは、スペースが小さいため、個室を別で用意して打合せをすることやキッズスペースの確保が難しいところが多いでしょう。
当日の過ごしやすさ
「子どもに気をとられ挙式も披露宴も楽しめなかった…」なんてことにならないように、当日の過ごしやすさは重要です。
当日は、新郎新婦だけで子守をすることは難しく、お子さまを誰かに預けることは必須です。親や兄弟、仲の良い親戚に頼む人が多いですが、長時間預けるのは食事やトイレ、お昼寝のお世話も必要になるので、パパママとしては心配になるものです。
できるだけ子守役のゲストに負担をかけたくない・・・
そのため、子どもと子守役が別室で休んだり、落ち着けるような個室が用意できるかが重要です。あとは、ゲストひとりひとりにこまやかなサービスが行き届くかという点で判断します。
レストランはスペースが小さいため、個室を用意することは難しいことが多いです。ブライズルームを休憩スペースにできると思いますが、子どもがお昼寝したり、遊べるスペースの確保は難しいでしょう。
サービスの質に関して、スタッフ全体の水準が高いのはホテルです。結婚式に携わる人数も多く、ゲストをもてなしてくれるので、子守役のゲストへの配慮も欠かしません。「子守役ゲストに迷惑をかけていないだろうか・・・」とソワソワせず、結婚式を思い切り楽しめます。
家族の個性
パパママ婚は別名「ファミリー婚」とも言われます。せっかく子どもと一緒に結婚式を挙げるなら、家族の個性を表現したり、家族で楽しめる演出をおこないたいものです。
オリジナリティ溢れるアイテムやアイデアの提案は、専門式場とゲストハウスの得意分野です。経験豊富なウエディングプランナーが家族の個性を理解して、式場を巧みに使ったアイテムや演出の提案をおこなってくれます。専門式場にしかないようなアイテムもあります。ゲストハウス特有の天井高があるからこそ叶うイベントもあるでしょう。
また、ウエルカムスペースの装飾もオリジナリティを表現する場のひとつです。式場にもよりますが、これもホテルやレストランに比べ、専門式場とゲストハウスの方が、スペースが広く、持込み品の制限も少ないです。
費用総額の紹介
ここで、費用について紹介します。
データ引用元:ゼクシィ結婚トレンド調査2020(首都圏)
平均総額(円) | 平均人数(人) | |
---|---|---|
専門式場 | 4,191,000 | 66 |
ゲストハウス | 3,810,000 | 63 |
ホテル | 4,048,000 | 62 |
レストラン | 2,942,000 | 48 |
施設のキャパシティも関係し、レストランでは招く人数が少ない傾向もあるため、総額は低くなりやすいです。専門式場は施設やアイテムが充実してるがゆえに総額も高いと言えます。
式場タイプ比較表
上記の内容を一覧にしました。
専門式場 | ゲストハウス | ホテル | レストラン | |
---|---|---|---|---|
子どもの安全性 | 〇 | ◎ | 〇 | 〇 |
打ち合わせの負担 | 〇 | 〇 | 〇 | △ |
当日の過ごしやすさ | 〇 | 〇 | ◎ | △ |
オリジナリティ | ◎ | ◎ | △ | △ |
平均総額 | 4,191,000 | 3,810,000 | 4,048,000 | 2,942,000 |
比較すると、ゲストハウスに◎が多くつきました。ゲストハウスは、プライベートな空間で子どもやゲストが落ち着ける環境がつくりやすいです。お昼寝やぐずりの時間がある小さなお子さまがいるパパママに良いと言えます。レストランでは、キッズスペースや個室の手配が難しい面がありますが、それを必要としない年齢が大きくなったキッズなら問題ないでしょう。
【結果】おすすめの式場タイプ
子どもの年齢や性格、新郎新婦さまがもつ結婚式への希望によってオススメの式場タイプは変わります。
【まとめ】特徴を理解して式場タイプを決めよう
会場の雰囲気だけでなく、子どものことを考えた施設やサービスを考慮するのもパパママ婚成功へのカギです。ご家族に合ったタイプの式場を探すことで、「ここだ!」と思える式場との出会いが生まれやすいでしょうし、情報収集の効率もあがります。
ただし、タイプに当てはまらない式場もありますし、招くゲストや規模によっても変わります。気になった式場があれば、実際に見学に行ったり、ブライダルフェアに参加してみましょう。
ブライダルフェアの予約が完了したら、こちらの記事もチェック↓
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